超ロングセラー工法 サラセーヌ通気緩衝AV工法

サラセーヌ通気緩衝AV工法は、通気緩衝シートの上にウレタン塗膜防水を塗り重ねた、準密着・絶縁式の複合塗膜防水工法です。通気効果と緩衝効果を併せ持つ孔あきタイプの通気緩衝シート「サラセーヌAVシート」を用いて、防水層を部分密着させることで、密着耐久性に優れた防水層を実現します。
その信頼性の高さにより、1988年(昭和63年)の上市以来、約1500万m2(2017年12月末現在。東京ドーム約320個分)の施工実績を誇り、長年愛され続けているサラセーヌの超ロングセラー工法です。

通気緩衝AV工法の特長

通気:下地の水分を逃がし、ふくれを防止します

ポリエステル不織布の通気緩衝シートを採用しているので、下地内に滞留する水分を脱気装置を通じて確実に外部に逃がします。

部分密着:下地と部分密着して、優れた耐久性を発揮します

孔あきタイプの通気緩衝シートにより、シートの孔部分の防水材が下地に部分密着することで、ふくれに対する抵抗性や耐風性能など、優れた安定性と耐久性を発揮します。

緩衝:下地の動きを緩衝し、破断を防止します

通気緩衝シートが下地の動きを緩衝し、下地亀裂に対する抵抗性を有し、防水層の破断を防止します。

抜群の通気緩衝効果を発揮する、サラセーヌAVシート
  • ポリエステルフィラメントの長繊維不織布に、千鳥格子状に孔を空けた通気緩衝シートです。
  • 抗張積が大きく、バランスのよい無方向性なので、優れた緩衝効果を発揮します。
  • 耐食性、耐溶剤性、耐薬品性、寸法安定性に優れています。
  • 施工時に局所的な歪み、目ずれが起こらず、張付け作業が容易です。

通気緩衝AV工法の性能評価

「日本建築学会 建築工事標準仕様書JASS8 T-501 メンブレン防水層の性能評価試験方法」に準拠し、「ふくれ試験」、「耐風試験」、「疲労試験」について比較試験を行いました。

通気:ふくれに対する抵抗性(ふくれ試験)

■目的
露出防水層のふくれに対する抵抗性を評価する。

■試験工程
試験体を試験温度60℃の状態に1時間静置する。
まず5.0kPaの圧力を負荷し、絶縁箇所の輪郭をマークする。
次に10.0kPaの加圧を10分間、さらに20.0kPaの加圧を10分間、そして50.0kPaの加圧を10分間順次行い、絶縁箇所の拡大などの異状を観察する。

■試験結果表示

■結果

この試験結果により、孔あき通気緩衝シートの高いふくれ抵抗性が確認されました。また、部分密着方式により強固な密着性を示します。

  • 工法の詳細
  • 製品情報(防水材・保護仕上げ材・プライマーほか)
  • 製品取り扱い上のご注意
  • 施工上のご注意

など、詳しくは総合カタログをご参照ください。

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