ヘリサインは、飛行中のヘリコプターが現在地と目的地を判別するうえで目印となるものです。災害時や緊急時に活躍するドクターヘリやレスキューヘリ、救援物資などを搬送するヘリコプターにとって、ヘリサインは迅速な救護活動の助けとなります。現在、公共施設である学校、役所、関連施設をはじめ、病院、高層ビルなどの屋上に、施設名称を表示するヘリサインの設置が進められています。
ウィルサインフィルムは、最先端のガラスビーズ・テクノロジーを駆使した再帰性反射フィルムです。夜間の視認性・耐久性・作業性に優れています。
透明性・耐久性に優れた樹脂中に高屈折率微小ガラスビーズを封入した反射シートです。表面に光を当てると、ガラスビーズがレンズの役割をして、光源方向と平行に光を反射します。
広範囲の角度から光源方向に光を返すので、夜間の視認性が格段に向上します。
(JIS Z 9117に規定するタイプ1-A-a の反射強度および性能を有しています)
一般的なフィルムは、光源に対して正面、すなわちヘリコプターがヘリサインの真上近くにいる時にライトの光が入射する5°~30°の領域において、輝度係数が高くなるように作られています。しかし、ヘリコプターが遠方から近づいてくる際にライトの光が入射する20°〜70°の領域においては、反射性能が低下しがちになり、ヘリサインとしての役割を十分に果たしていませんでした。
ウィルサインフィルムは、ヘリサインとしての使用目的をしっかりと考慮したうえで、20°~70°の広角領域においても反射性能が高くなるように設定しています。(従来品の反射性能:5°~30°、ウィルサインの反射性能:5°~70°)
観測角 | 入射角(°) | 再帰反射輝度係数(RA)(代表値)(cd/lx/m2) |
---|---|---|
0.2°
(12’) |
+5 | 67 |
+20 | 56 | |
+30 | 44 | |
+50 | 19 | |
+70 | 4 | |
0.33°
(20’) |
+5 | 55 |
+20 | 47 | |
+30 | 37 | |
+50 | 17 | |
+70 | 4 |
ライト照射なし
ライト照射あり
促進耐候性試験(キセノンランプ法)において、著しい変褪色や劣化などは見られませんでした。
試験期間 | 退色 | 剥がれ・縮み |
---|---|---|
3000時間 | 異常なし | 異常なし |
4000時間 | 異常なし | 異常なし |
詳しくは、サラセーヌ ウィルサインのカタログをご覧ください。
など、詳しくは総合カタログをご参照ください。
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